更新日 2018年(平成30年)12月11日

研究テーマ


介護福祉実践の本質とは       

介護福祉サービス利用権利者の全人間的権利を保障するための真の理解者たる支援の在り方



キーワード

介護福祉実践   介護福祉学   介護福祉実践哲学

全人間的権利   肯定的理解   霊性体験   ICF修正モデル

セルジュ・チェリビダッケ



関連キーワード

あるべきこと   なすべきこと   

在り方   為し方   生き方

かかわり   つながり   自由   幸福   可能性

人生   こころ   思い出   豊かさ   感謝   一体   全体像

権利   尊厳   主観   主体   意向   本意   真意   支援      

平和   共存   共生   調和   本質   自己超越   真の理解者



キーセンテンス

ご本人の「生き方」の理解の在り方

ご本人の「意向に沿う」支援の在り方

ご本人なりの「生きる意味」の理解の在り方

ご本人なりの「生きる意味合い」の支援の在り方

ご本人ならではの「生き方の可能性」を豊かにするかかわりの在り方

ご本人にとっての「人生の味わい深さ」を豊かにするかかわりの在り方

ご本人から「真の理解者」として認められる支援者へと成長し続けていくことのできる在り方

研究の概要

  WHO(世界保健機関)の作成したICD(国際疾病分類)の補助としてのICIDH(国際障害分類)の改訂版として2001年5月にWHOの総会で採択されたICF(国際生活機能分類)が、介護福祉実践においてはどのように活用されるべきかについての研究。  

  および、ICDとICFの客観的なコードによる指標のみではとらえきれない、ご本人のみにしか知り得ない本意に基づく生き方に沿い得る全人間的な理解と支援の在り方についての研究。  

  ならびに、指揮者セルジュ・チェリビダッケ(SERGIU CELIBIDACHE)(1912-1996)が体験しようとした音楽を通して、その哲学と生き方を肯定的に理解し、真の理解者になろうとしていくことによって、「実体験ならではの真実と、その一回性について、どの一刹那もが超越的に一体を成している全てとのつながりにおいて直観される」ことへの意義を明らかにしようとする研究。  

  そして、これらを通して、介護福祉サービスを利用する権利を有する一人ひとりの介護福祉サービス有権者にとっての、真の理解者としてふさわしい共に生きる支援者へと成長していくことのできる実践の在り方に関する研究。

  その方法として、本研究者が介護福祉実践において得た経験的知見(本研究者が実際に介護福祉士として介護福祉サービス有権者とかかわった実際)に基づき、先に挙げたキーワード等から科学的な知見に照らし合わせ、その省察によって得られる学びを哲学的な考察(実践哲学)を通して体系化していく。

 それにつれて、介護福祉サービス有権者の全人間的権利の行使の自由を保障するための介護福祉実践を通じた全人間的な理解と支援について、介護福祉学としての知見を得ていこうとする。

原著論文

介護福祉実践思想に関する一考察
― 肯定的理解Ⅱ基づく “人生の生き方” への支援 ―
齋藤代彦
地域福祉サイエンス(5)165ー175 2018年11月17日発行 ISSN 2188ー2886[査読有り]

個人と世界に関する相似的3次元モデル
― 介護福祉実践に資する修正「ICF構成要素間の相互作用モデル」 ―
齋藤 代彦
社会福祉科学研究 (7) 139-148 2018年8月10日発行 ISSN 2186ー7798 [査読有り]

セルジュ・チェリビダッケ
― 介護福祉実践に資するチェリビダッケの肯定的理解 ― https://ci.nii.ac.jp/naid/120006347060
齋藤 代彦
東海学院大学紀要 (9) 27-45 2016年2月28日発行 ISSN 1882―7608 [査読有り]

著書


三好明夫,仲田勝美編著『介護技術学 ― 介護福祉士・社会福祉士の専門性の探究 ― 』斎藤代彦(分担執筆)「Ⅳ 環境整備 住環境,寝具の整備」pp.42-54
他の執筆者 井上桜,壬生尚美,山崎節子,西尾孝司,徳永祥一郎,福島猛行,奥田泰子,井川淳史,上田智子,馬場美穂
学文社 2007年 ISBN:978-4-7620-1521-2

三好明夫編著 『介護福祉学 ― 介護福祉士の専門性と独自性の研究 ― 』 斎藤代彦(分担執筆)「Ⅹ 介護福祉の課題」 pp.136-148
他の執筆者 奥津文子,福島猛行,大川真紀子,奥田泰子,井上桜,稲葉修,仲田勝美,井川淳史
学文社 2006年 ISBN:4-7620-1512-1